あれよあれよという間に

秋になってしまいました。

ご無沙汰しています。

夏を飛ばしてしまいました…。

この夏は、東京オリンピックがありました。

コロナ渦の中で、賛否両論、悲喜こもごも。

色々感じさせられました。

実は私は先のオリンピックを覚えています。

(歳がばれますね…。）

覚えている。といううか、

バレーボールや水泳、陸上の種目、

赤のジャケットを着ての日本選手の入場は、

それから、何度も放映された録画で、

インプットされたものだと思うのですが、

当時の日本中に溢れていた空気。

「オリンピックがあるからカラーテレビ買わないと。」

が合言葉のような、高度成長におけるあの勢い。

これからもっと暮らしは良くなる。の期待感。

その象徴が、先の東京オリンピックだったような気がします。

それと、今回の東京オリンピックを比べるのは、

何もかも土台、状況が違いすぎます。

日本は、高度成長を経て、バブルがはじけた後、

経済はずっと低迷しています。

グローバル化とIT化の波に乗り遅れたから…。

とよく耳にしますが、

私は、日本（日本人）が大人になり切れていないことも

あると思っています。

物まねの得意な日本は、

成長段階までは目覚ましかったのですが、

頂点に立ち、何処にも真似する対象が

見つけられなくなってから、

成熟すべき時に、迷走し続けている。感じがします。

内なる自分を見つめながら、自分に何が出来るか、

社会にどう貢献できるか、次世代に何を残せるか、

大人としての対応をしているか…。

一つ一つ熟考しながら、責任を持った行動をする。

そう移行することが今一人ひとりに求められている

のではないでようか…？

それは、は派手でもなく、勢いを感じるものでは

無いかもしれませんが、静謐の深さがあります。

コロナの重圧は依然続きくでしょう。

けれど時は秋。

光が内へ射してくる季節になりました。

射てさす夏のギラギラした日差しが薄れ、

成熟の時が来ています。

少しづつ、大人の段階を踏んでいきましょう。