2021.6.30
夏が始まる前に。
日々のまにまに
今年はジメジメ、シトシトの梅雨というより、
急に夕立になったりと、不穏な天気が続いています。
どの中学も期末テストの返却もほぼ終わり、
今は部活が大会に向け厳しくなってきました。
だから、部活帰りの子供たちは、
ヘトヘト…。ではあるのですが、
そうも言ってはいられません。
期末テストの問題や、個々の答案用紙、個表を
睨みながら、夏講習でどう成長させる。
と思案中です。
今年は教科書改訂があり、どの教科のテストも
難易度が上がりました。
それは、今までの応用問題が増えたね。
ということではなく、共通テストから降りてきて、
問題の傾向が変わってきました。
特に英語は中でも一番難しくなったと思います。
長年どの中学でも、中1の初めての英語のテストは、平均点が
80台を切ることは無かったのですが、
今年は初めから各中学で、平均点50点台、ギリ60点台
ひどい所は30点台のところもあるそうです。
英単語数は去年の2倍ありますし、
高校内容の英文法が中3では降りてきます。
尚且つ新傾向の問題ですので、
長文の読解力+表やグラフから読み取り、答えを導きだす
思考力と読解力が必要になります。
さらに今後の英語教育の展開を予想しますと、いずれ、
スピーキングテストも行われるところも増えると思います。
ですから、かなり早い段階から対策をしないと間に合いません。
<具体例として>
成績が9科目27(オール3)、
テスト点数が60点くらいの生徒が、
名東高校(偏差値64)や天白高校(偏差値62)
あたりに行きたいと仮定します。
まず、中3はもちろん、中2後半でも間に合いません。
最低でも中2前半、出来たらもっと早く入塾し、
週5程度のペース(自習含む)で塾に来るようにして、
やっと、といった感じです。
当然、部活優先では不可能です。
一番いいのは、小4、5あたりから対策を始め、
週1,2回くらいで少しずつ準備を重ね、学習習慣・勉強方法
などを身に付けておくことが一番です。
『中学生になってから成績を上げる』のではなく、
『中学生になる前に高い成績になっておく』
ことが最高の対策です。
中学生は、部活・課題・運動会などイベントなどで、
非常に忙しく、とても疲れる毎日です。
成績を上げるために、
「今までよりももっと努力をする」ことは、
お子様にとって大変な負担です。
小学校のテストは100点で当然!と豪語できるならば、
もちろん中学生からで大丈夫です。
しかし、小学校のテストの全国平均は85点です。
つまり、80~90点程度の点数であれば、
中学校の40~60点と同程度です。
中学校で大変な思いをする前に、
出来る限り早く対策をすることをお勧めします。
夏をどう過ごすか…? が大事です。