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2021.5.16

間食


先日、日本講演新聞に掲載された

北折一(はじめ)氏の

「ガッテンするダイエット法」という

講演ダイジェスト文を読みました。

氏はNHK番組の「ためしてガッテン」の

担当ディレクターをされていた方です。

氏によると、

日常の食生活において最も危険な考え方は

「もったいないから食べてしまおう」だそうです。

そのような習慣を続けていると、どんどん太り、

心臓病、糖尿病性の腎症にかかったりします。

そうなると、尿をつくる機能がなくなり、

人工透析を1日4時間、

週に3日もやらざるを得ないような生活になります。

そのような生活は時間もとられ、

お金もかかりますから、「どちらがもったいないか」

という話になります。

また、もうひとつの危険な考え方は、

「小腹が減ったから、つい食べる」だそうです。

これを科学的に言うと、

脳が血液中のエネルギー量の減少をキャッチすると

「お、エネルギーが減っているぞ。

おーい、何か食べろ」と命令を出す流れとなります。

これが「小腹が減った状態」です。

このときがポイントです。

ここで素直に「わかりました。何か食べます」

と脳の命令に従ってはなりません。

逆に「わざと運動する」のが正解です。

この時の脳は、次のように反応するのだそうです。

「エッ、何するんだよ。エネルギーが

足りないって言っているのに

何で運動するんだよ!」

そして、脳は次に「やれやれ仕方がないな。

それじゃあ倉庫にストックしていた

エネルギーを出すことにするか」と判断し、

肝臓や脂肪という「倉庫」からエネルギーを

引き出すよう各部署に命令を下すのだそうです。

このときの運動は、ほんの10秒~20秒、軽く

ドキドキハアハアするようなものでいいそうです。

これをするだけで、体からエネルギーが引き出され、

空腹感は和らぎ、体重は減っていくそうです。

気候が良くなったので、自宅とラピスの行き来は

出来るだけ徒歩通勤せねば、と思っているのですが、

さらにこの記事を読んで、小腹が減った夕方などには、

スクワットでもしてみようかと思いました。

だけど、太るのは、脳も一緒だと思います。

「小腹が減ったら、つい食べる…。」

のと同じように、

ちょっと問題が難しくなると、

すぐ、答えを教えてもらおうとする。

そこで、ホイホイ答えや解き方を教えていたら、

「やれやれ仕方がないな。

それじゃあ倉庫にストックしていた

エネルギーを出すことにするか」

の判断に行きつきません。

せっかく記憶していた、ストックを

粘って、引っ張り出さないと脳は

「あれ?これ使わないのなら、削除しよう!」

になってしまいます。

「ラピスは教えてくれないから。」

のクレームを頂いたこともあります。

ですが、私たちの育てたいのは、

自立のために絶えず考え粘れる子にすること。

「ここで、すぐ答えを聞かないで、

どうすればいいか振り返ったり、

手を使ったりして、考え抜いてごらん。

注意しなければいけないことは何だった?」

と繰り返し繰り返し何度でも促していきます。

それが、ラピスの指導スタイルです。

 

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