2021.2.18
親切なお友達
lapis文庫玉手箱を開ける驚きの様に
カーテンを引くと外は雪景色!
通りで昨夜の冷え込みも
一段と厳しかったわけです。
この冬は自分でも驚くほど、
” 寒いね。”を口にします。
2月は陽も明るくなって、
もうそこまで、春が来ている。
と分かっているのですが、
だからこそ、いい加減この寒さ
勘弁してくれ~…。
と音を上げる寸前で、この雪。
まだまだ、踏ん張りなさい。
と言われているかの様に。
神様の配慮は計り知れなくて
人が、もう崩壊寸前!と思う間際に
さらなる試練を与えられます。
それは寒さ、暑さのことだけでは勿論なく、
様々な場面で、
『あなたの限界はこんなところでは無いよ。』
と、差し伸べられているかのように…。
外は粉雪が舞っています。
加えて今朝は、地震がありました。
震度3で被害は少なかったように
報じられていますが、
今も福島の方々はいかにして
みえるでしょう…?
暖かな部屋で外を眺めながら、
寒い寒いと、縮こまっていては
駄目ですね。
一期一会の出来る限りのことはやらねば…!
寒さが募ると、いつも思い出す絵本があります。
― 親切なお友達 ー
雪の中をウサギは食べ物を求めに出て
家に帰る途中、かぶを見つけました。
ウサギは言います。
「雪がこんなに降って、とても寒い。
鹿さんはきっと食べ物が何もなくて
困っているだろう」
そうしてウサギは雪の中、鹿の家まで
かぶを届けに行きます。
でも、鹿は留守。
そこで、かぶを置いて帰ります。
鹿は食べ物を求めに出ていました。
家に戻ってかぶを見つけると、
ウサギと同じように、
今度はロバの家にかぶを届けに行きます。
それが巡り巡ってかぶはウサギの家に戻ります。
ウサギはかぶを見つけると
「やぁ、かぶが戻ってきた!きっと、
親切な友達が置いて行ってくれたんだな …。」
というお話。
とてもシンプルな挿絵ですが、いつも
「あぁ…。』と思わせてくれるのです。
ラピス 文庫で捲ってみてください。